このページでは、5月30日以降にGmailで安全性の高い方法で受信できなくなり、Gmailを別メールアドレスに自動転送する設定にされたかたのために、別メールアドレスで受信したGmailのメールを元のGmailのメールボックスに振り分ける設定方法を説明します。VoicePopper4には強力な振り分け機能がありますので、簡単な手順で「メールの自動転送」に対応することができます。
分かりやさのために転送元、転送先のそれぞれのメールアドレスを以下のように仮定します。
そして、Gmail側とヤフーメール側には振り分けルール設定がそれぞれ３個ずつ以下の順番に存在すると仮定します。
Gmail側：
ヤフーメール側：
振り分け設定は以下の４つの手順で進めてください。
１．Gmail側の振り分けルールを確認する
まずVoicePopper4のメインメニューから、10番目の「振り分け設定」に入ってください。振り分け設定アカウント選択メニューとなりますので、転送元となるGmailのメールアカウント(aaa@gmail.com)を選んでエンターしてください。今回の例ではGmail側の振り分けルール設定が、以下のように並んでいます。
２．Gmail側の振り分けルールを一括コピーする
これら３つの振り分けルールを一括コピーするために、Altキーを押して離し、コンテキストメニューを出してください。そして「すべてコピー(Ctrl+Shift+C)」を押してください。３つの振り分けルールが一括コピーされます。
３．ヤフーメール側の振り分け設定にGmail側の振り分けルールを一括ペーストする
エスケープキーで振り分け設定アカウント選択メニューに戻ってください。そして転送先となるヤフーメールアカウント(bbb@yahoo.co.jp)にカーソルを合わせて、Altキーを押して離し、コンテキストメニューを出してください。「ここにすべてペースト(Ctrl+Shift+V)」を選んでエンターしてください。正しくペーストされたことを確認するために、もう一度エンターを押して中にはいってください。ヤフーメール側の振り分けルールが一括ペーストした分だけ増え、以下の順序で並んでいることをご確認ください。
ペーストされたGmailの振り分けルールがヤフーメールの振り分けルールの後ろに追加されていること、またペーストされたGmailの振り分けルールの順序が元の順序と一致していることが重要です。振り分けルールは上から順にテストされ最初に一致したものが採用されますので、振り分けルールの順序には意味があるからです。
４．Gmailの振り分けルールを一つ追加する
上記の状態ではまだ不十分ですので、ヤフーメール側の振り分けルールをもう一つ追加します。ここではGmailの既存の３つの振り分けルールに該当せずに受信箱に残るメールについての振り分けルールを追加します。Altキーを押して離し、コンテキストメニューを出してください。「振り分けルールを追加(Ctrl+A)」を選んでエンターしてください。振り分けルール設定ダイアログが開きます。振り分けルール設定ダイアログでは、以下のように各設定項目を設定してください。
※振り分けルールに"Delivered-To"というヘッダが使われていることに注目してください。これはどのアカウントに向けてのメールかを指定するヘッダですので、複数のメールアドレスを列記できる宛先ヘッダ(To)を使うよりも確実です。
以上の設定が記入できたら、設定ボタンを押して画面を閉じてください。ヤフーメール側の振り分けルールが以下の順番で一つ増えていることを確認します。
以上で完了です。上記で一例として挙げた振り分けルールの名前や数、メールアドレスの部分はご自身の環境に置き換えて解釈してください。