VoicePopper4は、バージョン4.40でIMAP対応を含む多数の機能追加と不具合修正を行いましたが、大規模な改造となりましたので、バージョン4.40と、続く4.41をベータ版扱いで公開し、「バージョン情報」からの自動アップデートは停止しておりました。しかし幸いにもバージョン4.41の公開後に新しい問題は見つかりませんでしたので、ベータ版としての扱いを終了してバージョン4.41を正式な公開とし、「バージョン情報」からの自動アップデートを再開いたしました。

改めて今回の変更内容について説明いたします。
本ソフトのIMAP機能は、POP3のように新着メールを一括受信する「受信機能」と、IMAPらしい使い勝手の「リモートメール機能」の２つを備えています。つまり今までPOP3で出来ていたことを、IMAPでも同様に出来るように実現したものです。ですから使い方は従来通りで戸惑うことはありません。ただしIMAPに対応したことで、今まで登録できなかったIMAP専用のメールアドレスも利用できるようになります。POP3からIMAPへの切り替え方法など、詳しいことはバージョンアップ後にヘルプの「受信プロトコルIMAPへの対応」の章をお読みください。
※なお、IMAP未対応のバージョン4.37以前から、IMAP対応後のバージョン4.41以降へバージョンアップされた場合は、POP3からIMAPへの切り替えの前に、POP3のままで、最低一回は新着メールを受信する操作をおこなってください。これは「ここまで受信した」ポイントを作るために必要で、そうしないとIMAPへの切り替えができないようになっています。

また本バージョンでは、簡単メール設定機能と、メール設定の動作確認機能も追加しました。いずれもアカウント設定ダイアログのボタンから行えますので、ご利用ください。

今回の変更内容の詳細は下記の通りです。

(仕様変更：8件)
・IMAPメール受信機能の追加。
・IMAPリモートメール機能の追加。
・簡単メール設定機能の追加。
・メール設定の動作確認機能の追加。
・初期設定ダイアログの変更。
・リモートメール機能に範囲指定削除フラグ切替コマンド(Shift+D)を追加。
・メール一覧情報ファイルが破損する可能性を低減する変更。
・アカウント設定画面の変更とアカウント設定ファイルのファイル名変更(account2.ini)。

(バグ修正：3件)
・テキスト編集欄での長時間の入力操作で動作が不安定になることがあったのを修正。
・ゴミ箱に未読メールがある場合に、メール読み上げモードでの未読メールサーチが成功しないことがあったのを修正。
・メールアドレスの名前 部分の半角スペース(苗字と名前の区切り等)がメール解釈時に抜ける問題を修正。

以上です。